2015年12月28日月曜日

1月9日のMero Sathi Project スペシャルイベント〜多文化交流で大切なこと〜 外務省後援決定!

Super Christmas gift!
1月9日のMero Sathi Project スペシャルイベント〜多文化交流で大切なこと〜を外務省がご後援くださることになりました!

2015年12月15日火曜日

Mero Sathi Project特別講演会大成功!


本日12月15日、東京経済大学にてMero Sathi Project特別講演会を開催いたしました。まずは、啓明学園高校の皆さんによるカンボジアでの裁縫プロジェクトの報告。あまりに堂々とした発表と完璧なスライド、そして連携のよさに驚かされました。「え?この人たち本当に高校生?」こんな声があちこちから聞こえてきました。さすが、文部科学省のスーパ―グローバルハイスクールアソシエイトに指定されるだけのことはあります。ご指導されている関根先生のサポートも絶妙でした。
 続いて、本日のメインゲストスピーカー、青年海外協力隊員としてモロッコに派遣されていた小林里佳子さん(東京経済大学卒業)によるご講演。小林さんは任務地での活動内容に留まらず、海外に興味を持ち始めたきっかけ、青年海外協力隊応募に至る心の動き、任地での葛藤や努力、喜び、今後の展望など、胸の内(我々が一番聞きたかったこと)を具体的に大変わかりやすく表現してくださいました。また内容のみならずプレゼンテーションの技法も大変優れており、参加していた大...学生、高校生のよいお手本となりました。もっと多くの人々に小林さんのご講演を聞いてほしいと思いました。
 最後になりますが、主催したMero Sathi Project学生メンバーにとっても大変よい機会となりました。正直、当イベントの主催は大変でしたがそれ以上に学ぶことも多かったです。改善すべき点も多々ありますが、このの経験を来たる1月9日のMero Sathi Project報告会に活かしていきたいと思います。
ご講演くださった、小林里佳子さん、啓明学園高校の皆さん、ご来場くださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。



2015年12月9日水曜日

特別講演会の実施 2015年12月15日

Mero Sathi Project Special Seminar in Tokyo!
東京及び東京近郊の皆様、ぜひお越しください。なお、1月9日(土曜日)のイベント情報も近日中に公開します!
今回の特別講師小林 りかこさん。青年海外協力隊員として派遣されていたアフリカのモロッコから帰国直後の生の声を聞かせていただきます。
小林さんは、大学3年生の時に大学のゼミのネパール研修に参加し、辺境の村々をホームスティしながら周りました。とにかく元気いっぱいで、絶対に飲んではいけないと言われていた生水を平気で飲み干してもピンピンしていて周囲を驚かせました。大学卒業後しばらく音沙汰なかったのですが、ある日突然「先生、突然ですが青年海外協力隊派遣でモロッコに行ってきます」とフェースブックにメッセージを残し旅立っていきました。今回、モロッコでの活動内容に加え、2年間の滞在中に小林さんが「考えたこと」を話してほしい、とお願いしました。小林さんのご講演に先立ち、文部科学省スーパ―グローバルハイスクールアソシエイト指定校であ啓明学園中学校高等学校の生徒さんに、カンボジア支援プロジェクトの報告をしていただきます。これも楽しみです。
当企画はMero Sathi Projectに参加する学生たちによる企画であり、学生主体で一生懸命準備しています。大学・高校に加え、周辺のセブン・イレブンも協力を申し出てくださいました。皆さんのご来場を楽しみにしております。

1月9日 Mero Sathi Project 報告会 ~多文化交流で大切なこと~ 開催決定!

新年早々イベントを開催します!\(^^)/
1月9日!MeroSathi Project上智・早稲田・東経・成蹊・東大など都内大学生が総結集。文部科学省スーパーグローバルハイスクールアソシエイト指定の啓明学園高校も発表します。多文化交流の秘訣、国際支援、英語学習の秘訣など学べること満載です。
当イベントは外務省とJICAに後援をいただいています!
皆さんぜひ来てくださいね!!

2015年12月5日土曜日

日本語版ブログをなかなか更新できず申し訳ありません。

 AAEE, アジア教育交流研究機構は、アジア地域の学生さんや教育関係者の交流推進を主目的としているため、英語を共通言語として取り組んでおります。Facebookページは12,000人の方々が登録しており、英語のブログもアジア各国の大変多くの皆様に読んでいただいております。
 以前から、英語のみだと日本の皆さんに情報が伝わりにくいという指摘が根強く、今年度、実験的に日本語のブログやFacebookページを開設しました。しかしながら、英語と日本語両言語での情報発信は、スタッフの負担が重く、英語版の更新のみになりがちなこの頃です。日本語ブログの更新が滞っていても、英語版での更新は頻繁に行っていますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

フェースブックページ https://www.facebook.com/AsiaAssociationOfEducationExchange/?ref=hl
英語版ブログ http://asiaeducationandexchange.blogspot.jp/

2015年7月28日火曜日

ネパール地震復興支援活動に関わるご報告

 
 5月のネパール地震緊急支援イベントの際には大変お世話になりました。また、募金活動等にご協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。

 皆さまからご寄付いただいた義援金を活用させていただくプロジェクトがようやく形になってきましたのでご報告いたします。当機構の趣旨を踏まえ、被災地の皆様を支援すると同時に、ネパール・日本両国の学生が共に学び合い、プログラム終了後も協同的に支援に継続的に関われるプロジェクトを5月来検討して参りました。現地での活動内容を参加学生集団で一から組み立てていくことを目指したこともあり、報告が大変遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。

 学生たちは6月初旬から高いモチベーションを維持しながら議論を重ねています。既に両国の学生によるFacebookグループでの交流も始まっています。日本の学生はテストが7月28日にほぼ終了するので、これからいよいよ最終的な準備に入ります。
 

1.プログラム名
  
  Mero Sachi Project Aug. 2015
 
2.実施期間

  8月14日~8月25日

3.参加者

  学生20名(日本人10名、ネパール人10名)※ネパール人学生は公募により選抜

  スタッフ Sharad Sharma (プログラムコーディネータ)、関昭典(交流ファシリテーター)
        他ボランティアスタッフ数名

  (費用は全額参加者の自己負担です。)

4.プログラム内容

(1)被災地での支援活動とホームスティ

     被害の最もひどかったゴルカ地域に4日間滞在し支援活動と生活体験を行います。支援活動にはこれまでの活動を通じてご寄付いただいた義援金を活用します。具体的には養鶏場建設及び利益計画書の策定、文具・教材の寄付、子どもたちの遊び環境支援などを行います。利益を学校に直接還元する養鶏場プロジェクトはネパール国内でも珍しい試みであり、さらにネパールと日本の学生が共同で継続的に運営サポートするプロジェクトとなると他に例はないようです。

(2)大学での講義受講とディスカッション

  Kathmandu School of Law(法学部を中心とした大学) にて、ネパールの諸問題について法科大学院教授(元法務長官)の講義を受講し、両国学生で議論を深めます。

(3)現地学校、NGOなどでの交流

   ポカラ、及びカトマンズで、AAEEと友好関係のある学校や介護施設などでの交流会を行い、教育関連NGOなどを訪問します。

5.寄付金の活用について
    5月に開催した緊急イベント、AAEE口座へのご寄付、各種募金活動を通じ、合計744,980円の寄付金が集まりました。その内50,000円は地震直後にネパールに送金済ですので、残りの694,980円を活用させていただきます。既に見積書をとっており、それによれば養鶏場の整備、文具、教材、遊び環境整備に計500,000円程度かかります。正確な金額については実際に現地に行き確認します。残りの寄付金をどのように活用するかも、現地にて検討します。
   なお、民間企業や大学などからのやや高額の寄付のお申し出を何件かいただきましたが、今回、学生と共に責任を持って活用する余力はないと判断し、辞退させていただきました。大変申し訳ありませんでした。

6.参加学生リスト(全行程、両国学生全員が共に活動します。)
(1)日本

阿部 充紘 (上智大学総合グローバル学部1年)

安蔵      (成蹊大学法学部1年)

金子      (早稲田大学政治経済学部1年)

越替 建登 (上智大学総合グローバル学部1年)

佐藤 由人 (上智大学総合グローバル学部1年)

柴田 瑶香 (上智大学総合グローバル学部1年)

関愛生       (上智大学総合グローバル学部1年)

松下 菜夏 (上智大学総合グローバル学部1年)

山田 堅也 (青森公立大学経営学部1年)

渡辺佑樹   (東京経済大学コミュニケーション学部4年)

(2)ネパール

Kshitiz Bhattarai  (Nepal College of Information Technology)

Prakash Neupane  (Kathmandu School of Law)

Satish Bhattarai    (Manmohan College)

Shriya Shrestha    (St. Xavier’s College)

Shradha Bhatta    (St. Xavier’s College)

Deepti Bhattarai    (Kathmandu School of Law)

Prashamsa Rimal       (Rato Bangla School (High School)

Subrata Lamsal         (Nepal Law Campus)

Reshma Gurung     (Rampur Campus, Tribhuwan University)

Inesha Bhattarai       (Ace Institute of Management (High School)


 小規模な支援プロジェクトではありますが、現地の多くの皆さんにご賛同いただき既に取材依頼も複数いただいております。現地での活動の様子につきましては、改めてご報告させていただきます。今後ともご支援よろしくお願い申し上げます。

 (9月にも別の学生交流プログラムを実施します。日本、ベトナム、中国、香港、ネパールの学生が現地で地震復興祈念祭を開催します)


 

<付録>

Mero Sathi Projectとは

AAEE学生グループが中心となり、2015425日に大地震に襲われたネパールの復興を願って立ち上げたプロジェクトです。主な活動内容は以下の通りです。


1.地震当日にネパールに応援メッセージ配信

 地震発生一時間後に10か国のAAEE会員に声がけし、その日の内に応援パネルをFacebookで送りました。その応援パネルは200万人の人々に届きました。他に応援動画メッセージも作成し、NHKの番組内でも取り上げていただきました。


2.「ネパール緊急支援プロジェクト」を開催

地震発生10日後に、JICA地球ひろばにて「ネパール緊急支援プロジェクト」を開催しました。150名以上ご来場くださりました。外務省やJICAにご後援いただき、多くのメディアにて紹介していただきました。


3.募金活動

東京経済大学、上智大学、早稲田大学、JR駅前などで一ヶ月に亘り募金活動をしました。200円以上の募金をしてくださった方に Mero Sathiリストバンドを差し上げました。
 



4.大学生協でのMero Sathi リストバンド販売

売上金はすべてネパール支援に使われます。
 


5.定例勉強会

ネパールをはじめ後発発展途上国の実態を学ぶために、上智大学にて週二回(水曜・日曜)自主勉強会を実施しています。


6.AAEEの行っている被災地支援の報告

地震直後からAAEEネパールメンバーが行っている被災地支援のレポートを日本語に直して報告しています。

7.ネパール&日本学生交流・支援プロジェクト

(8月プログラム20名、9月プログラム20名)

日本の大学生がネパールの大学生と共に、支援・交流活動に取り組みます。


 

 

 

2015年7月27日月曜日

NEPAL復興支援プロジェクト~Mero Sathi Project~ 学生ブログページ

NEPAL復興支援プロジェクトMero Sathi Project の学生ブログページをご紹介します。8月にネパールを訪問するメンバーと9月のメンバーで別々にブログを更新しています。いずれのメンバーも6月初旬から張り切って活動しています。

8月メンバー(被災地にて支援活動に取り組みます)
ブログは→NEPAL復興支援プロジェクト~Mero Sathi Project8月~

9月メンバー(日本、ベトナム、中国、香港、ネパールの学生が現地で地震復興祈念祭りを開催します)。
ブログは→Mero Sathi Project September 2015

2015年5月31日日曜日

ネパール大地震の被災者への緊急復興支援(1)報告書

ネパール大地震の被災者への緊急復興支援(1)報告書

2015年5月19日
一般社団法人アジア教育交流研究機構(AAEE)
シャラードクマールシャルマ
背景
 アジア教育交流研究機構(AAEE)は8年前から、アジア各国で活動をしています。AAEEの活動目的とは、アジアにおける学生間の交流を促進することにあります。この理念の下、AAEEは日本と他のアジア各国の学生の様々な活動を場を提供してきました。そしてAAEE初期から縁のあるネパールは、学生間の文化交流が盛んな地域の一つです。

 4月25日に首都のカトマンズを含めた、ネパールのいくつもの都市でマグニチュード7,8の恐ろしい地震が発生しました。この地震で今までに8,500人以上の方が亡くなりました。カトマンズ盆地では、世界文化遺産に登録された、カトマンズダーバー広場、パタンダーバー広場、バクタープーダーバー広場、ボダナートが甚大な被害を受けました。ネパールの文化を代表する建築物である、ダラハラの塔の倒壊は300人以上の方がの命を奪いました。

 何千人もの人々が、ホームレスとして暮らし、路頭にさまよっています。また、多くの学校、特に農村地域では授業が行えないほどの被害を受けました。
良い設備の学校ですら、法令によって休校となり、再開は5月末から6月上旬と予定されています。

緊急支援団
 この地震をうけ、私は自身の交友関係を用いて連絡をとり、復興支援活動を始めました。大地震直後の混乱、他様々な理由でほとんどの団体が機能しない状況にあったので、私が急遽結成した緊急支援団は私個人の繋がりによって構成されています。また、資金も限られていることから、支援団メンバーの住むカトマンズ周辺の医療キャンプの支援をすることにしました。限られた時間の中でも入念なスカウトによってメンバーを集め、私達のチームは地震のすぐ、3日後に医療キャンプでの活動を開始しました。
A)医師(2人以上)
B)看護師(4人または5人)
C)薬剤師
D)ボランティアスタッフ(4人以上)
E) 運転手、アシスタント
ドライバーとアシスタントを除き、メンバー全員が無償で活動を行いました。
また寄付金から、最小限の額でメンバーの食事を賄っています。
急遽結成したAAEE緊急支援チーム

アジア教育交流研究機構(AAEE)日本本部からの支援
  AAEEは自ら医療物資を購入したり、ネパールのビルグンジュにいる個人の方からの寄付もいただきました。しかし、この額ではカトマンズ盆地周辺のキャンプの分にしか支援額は達しません。しかし、シェルターを提供するための防水シート(テントやブルーシートなどに使用される素材)が必要とされている地域が、カトマンズから離れた地では数多くあります。

 キャンプの活動が始まり一週間以上が経過し、AAEE代表の関先生とそのチームは「経済的な支援をネパールに行う」という誓いを立てました。5月5日のチャリティーイベントの直後に、関先生から50,000円(約40,000ネパールルピー)が私に届きました。

 この多額の寄付金は、防水シート、医薬品、そして支援活動のための輸送費に利用されました。特にこの寄付金による支援は、ダディン地区のニガルパニの医療支援に貢献しました。この地区は地震で最も被害を受けた地域の一つです。また、合計30の防水シートがネゥコットのオクハルパワVDCという、もう一つの被害の大きかった地域で配布されました。
 防水シートは一枚あたり、800ネパールルピー(1000円程度)かかります。通常よりかなり高い価格です。これは地震の被害を受けた地域では極めて需要が高くて品不足に陥っており、ネパール南部のビラテュナガーから運ばれてきたものだったからです。ちなみにこの防水シート1枚で、4人住みのシェルターを作ることができます。
 このほかにも、ダンディングVDC、ルクレビャニヤンVDC,そして、バハクタプーのラリテュプーとシパドルVDCに医薬品の支援が行われました。

医療キャンプの概略と詳細について
1)ニガルパニ(ダディング)
 ニガルパニは、カトマンズから5時間半移動した場所にあります。ニカルパニで我々は防水シートの配布、医療支援を提供することができました。地域住民と協力することで、300人を超える人々に支援がいき届きました。



 2)ラクレ ビャニヤン(ラリテュプー)
ラリテュプーで私が目撃した、ほぼ全ての家は甚大な被害をうけており、我々が一時間かけて周った多く人々はひどいケガを負っていました。大地震以来、ラリテュプーの村中に溢れかえる、数か所もの切り傷を負っている人たちの光景は衝撃的でした。ここでは、治療の他に水の浄化剤のタブレット(川の水等を飲み水にかえる薬)を、正しい使い方を説明したのちに、詳しい説明書と共に提供しました。    



 3)シパドル(バハクタプー)
この日は2度目の大地震(マグニチュード7、3)が盆地を襲った次の日でした。キャンプ内には70人以上もの患者がいます。シパドルは盆地から、かなり近い距離にありますが、住居は甚大な被害を受けていました。地元の方々は積極的に我々の活動を支援してくださりました。

支援の結果と謝辞
3か所のキャンプで、300人以上もの被災者に支援を行うことができました。
また、AAEE日本本部からの支援金により100人以上もの人々に住居を提供することができました。彼等は地震によって、安定的に住む家を失った、困窮した人々ばかりです。彼等は将来自宅を建て直すか、政府か他の機関による支援を受けて新たな住居が見つかるまでは、この防水シートの住居に住むことになるでしょう。

 私から心をこめて、AAEEの全てのメンバー、そして日本の学生の皆さん、ご寄付をくださった皆様の温かいご支援へ大変感謝を申し上げます。そして、私はまたAAEE代表の関先生のサポートとご指導に感謝いたしております。
最後にここヒマラヤからのメッセージです「私達が共に世界を築きましょう!」。

(翻訳 村上理、上智大学総合グローバル学部1年)