「夢のような2週間」
東京経済大学経営学部3年
侯 怡康
右が私、侯 怡康 |
わずか二週間の夢のようだったベトナム研修を終え、6時間かけて東京に戻った。期待と不安を抱いたままこのプログラムは始まり、最後には涙を流しながら手を振って別れを告げて終わった。嫌な時や楽しい時もあった。驚きと感動もあった。そして、全員の協力と努力のおかげで、忘れることができないプログラムにできて、非常にいい経験になった。
そもそもなぜ私は関ゼミに入り、VJYE(Vietnam
Japan Youth Exchange)プログラムに参加しようと思ったかというと、理由は二つある。一つ目の理由は、ベトナムを見てみたいと思ったからである。なぜなら、私にはバイト先や、私が以前日本語学校で勉強していた時に知り合ったベトナム人の友人がおり、彼らの優しさや、人とのコミュニケーションのうまさに非常に感心したからである。一体ベトナムはどのような国なのだろうと思い、非常に興味がわいた。二つ目の理由は、今まで学んだ英語を実際にコミュニケーションの中で活用してみたいと思ったからである。
今回の研修は様々なことを感じたなかで、主に3つのことを学ぶことができた。それは、環境への適応能力、コミュニケーション能力、チームワーク能力である。これからこの3つについて述べていきたい。
はじめに、環境への適応能力について話そうと思う。私達が到着した時は深夜で、周りは暗くて見えないが、中国の南の方のような気候を感じた。次の日の朝、外へ出ると、ベトナムの雰囲気はまるで中国の南の町に似ており、特に違和感を覚えず、すぐに慣れた。しかし、辛い食べ物が食事によく出るので、時々お腹が壊れてしまった。このことから、外国で食事する時には自分の体の調子によって、何を食べられるか食べられないかを自分で判断することが非常に重要であることがわかった。食事だけではなく、気候によって水分を適度に補給することも忘れてはいけない。可能な限り速やかに環境に適応することは、それ以降のプログラムをうまくいかせるためにも重要だ。早めに環境に慣れないと悪循環に陥る可能性があるかもしれないので、十分注意することが大事である。
次にコミュニケーション能力である。初日から1日中ベトナムのメンバーと英語で話した。ホテルに戻ると非常に疲れを感じた。なぜなら、今まで1日のほとんどを英語で話したという経験がないため、まず相手が伝えたいメッセージを受け取り、理解して、そして自分が相手に伝えたいメッセージを頭の中で英語に翻訳して話すという流れを1日中繰り返すこととなったからである。ベトナム人とコミュニケーションを取ることは楽しかったが、この一連の作業は非常に疲れた。しかし、時間が経つにつれてその流れをだんだん簡略化することができるようになり、最後には相手の話す英語を受け取り、英語で相手のメッセージを考え、英語で話すという一連の流れに慣れていた。いくつかの単語や文法などを覚えることはもちろん重要だが、それよりも今まで学んだ知識をどうやって使えるかがもっと重要なことだと思う。これからも、自分の活動や、他人とコミュニケーションをうまく取るために英語の学習に励みたいと思う。
3つ目は、今回のプログラムの中で学んだ一番重要な能力、チームワーク能力である。私たちが披露したパフォーマンスや、ベトナムの田舎の村にごみ箱を設置する活動、Ta Lai Longhouseでのいかだレースなど、チームワークは様々な活動の中で必要になった。チームワーク能力は、人々が互いに協力し合うための試練を与えることである。チームの中で役割がどうやったらうまく分担するか、あるいは人の苦手な部分をどうやって互いに補いあうか、これは無視できない非常に重要なことである。それに加え、チームワークの中では、リーダーシップ能力も必要である。人々はチームワークの中で自分の得意な分野を活かすか、リーダーを担当して、活動が円滑に進むように努力する。チームワークと皆一人一人がリーダーシップ能力を発揮することで私たちのゼミ研修はスムーズに終えることができた。VJYEプログラムのおかげで、わずか二週間だが、様々な経験をすることができ、何人ものいい友達にめぐり合い、私たちにとって大学生活の中で最も素晴らしい時間となった。
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